CHARILE RICH (MEMPHIS ROCKIN' SOUL)


ガキだった自分
20代の頃は全く聞かなかったけど良いね!!
歳を取ると聞かなかったミュージシャンや曲や歌が妙に良くなったりして、ガキの頃良く聞いてたのが、煩くて煩くて、なんてなったり…人は変わるんだけど、良い事なんだと思う今日この頃、でも若い頃の衝撃を受けた ロカビリーやロックンロールは永遠に自分の中に生きているんだけどね。
チャーリー・リッチ
メンフィスロッキンソウル
このアルバムは、1950年代後半から60年代初頭にかけてのSun Records時代の音源をコンパイルしたものです。後年の洗練されたカントリー歌手としての姿ではなく、「ブルー・アイド・ソウル(白人によるソウル)」の先駆者としての彼の魅力が凝縮されてます。
チャーリー・リッチはサン・レコードの創始者サム・フィリップスから「カントリーを歌うにはあまりにジャズに寄りすぎている」と評されるほど、洗練された音楽的黒っぽいロックの背景を持っていたと思います。

Side A
① Whirlwind(ホワールウィンド)
いきなりの転調また転調と当時のロックでこの展開する歌は珍しい!こう言う曲を今の ロカビリーバンドは演奏してほしいですね。処女録音(1958年)
「つむじ風」の名の通り激しいピアノの連打が印象的なデビュー曲です。エルヴィス・プレスリーを彷彿とさせるボーカルですが、よりジャズやブルースの素養を感じさせる洗練された荒々しさがありますね。
② Big Man(ビッグ・マン)
力強いビートに乗せた、彼のボーカリストとしての「太さ」を証明する一曲です。やっぱ、エルヴィスPの影響は凄いですね。
③ Lonely Weekends(ロンリー・ウィークエンズ)
自分はこのフィリップスのシングル盤で良く聞きましたが今も最高ですね!!
サム・フィリップスはこの「黒すぎる」サウンドをどう売ればいいか戸惑ったと言われていたらしいですwww 1960年の大ヒット曲。鏡に映った自分の孤独を歌うこの曲は、後のカントリー・ロックにも多大な影響を与えました。現代のアーティストも好んでカバーする、代表するロックンロール・ナンバーです
④ 「School Days」
チャック・ベリーのロックンロールとは全く違ってバラードです。
これも転調がありますね。
⑤Break Up(ブレイク・アップ)
ジェリー・リー・ルイスのような転がるようなピアノ(パンピング・ピアノ)が炸裂する、疾走感あふれるトラックです。 最高にのる曲でめちゃくちゃ好きです。後にUKのミユージュン達にカバーされます。ロッキンな定番曲ですね!最高!!!
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⑥ Juanita(フアニータ)
自分はこのサビのファニータ!
って叫ぶとこがめちゃくちゃ好きです。
聖書に登場する「ヨハネ(John)」のスペイン語女性版である「Juana(フアナ)」の愛称形です。
元々のヘブライ語に由来し、「神は慈悲深い」といった意味を持っています。
それをエルヴィス調のガスペルっぽくバラードにして歌いあげたチャーリーの声はいいですね。
⑦CC Rider(シーシーライダー)
エルヴィスのとは、全く違ってミディアムテンポの良い意味で落ち着いた雰囲気、サックス良いですね。
⑧ Who Will The Nest Fool Be(邦題:次の犠牲者は誰だ)レイ・チャールズのようなブルージーな旋律です。失恋と裏切りという普遍的なテーマが、洗練されたメロディに乗ることで、時代を超えて共感される名曲となっていますね。
ボビー・"ブルー"・ブランド1962年のカバーはR&Bチャートで大ヒットし、ソウルの定番曲となりました。ジェリー・リー・ルイスもまた、この曲を情熱的にカバーしていますね。

Side B
① Little Woman Friend of Mine(リトル・ウーマン・フレンド・オブ・マイン)
ロッキンなピアノが凄いです!
スウィング感のある、いわゆる「サパークラブ(夜の社交場)」的な雰囲気を纏った曲。ピアノとボーカルの弾き語りでリラックスした状態で歌い噛み合って良いですね。
②Midnight Blues (ミッドナイトブルース) このイントロが後のロックにも影響ありですね。深夜の孤独のムードタイトル通り、真夜中に一人で酒を飲みながら、去った恋人を想う絶望的な孤独感が漂っています。単純なスリーコードのブルースでは無くてそれにロッキンなソウルブルースって感じで自分は好きです。
③Easy Money(イージーマネー)
ミドルテンポですが
シャウトしてます。凄いっ!!
④There's Another Place I Can't Go (邦題:また行けない場所ができた)60年代メンフィス録音の最高傑作の一つで、1970年代になり髪が白くなり「シルバー・フォックス」の愛称で親しまれた時代の若い頃の荒々しさが消え、代わりに包容力のある、震えるような哀愁を身につけた曲です。
⑤You Finally Found Out(ユーファイナリーファウンドアウト)
浮気や嘘を重ねていた相手に対し、ついにその正体(あるいは自分が愛していたことの重み)を悟った瞬間を突きつける、非常にドラマチックな内容ですね。
⑥ Sittin' and Thinkin'(シッティン・アンド・シンキン)
彼自身が書いたブルース・ナンバー。後に再録音もされる名曲で、独り座って物思いに耽る孤独な男の情景が、ジャジーなピアノと共に描かれています。
⑦There Won't Be Anymore (ゼア・ウォント・ビー・エニィモア) (もうこれ以上は(もうたくさんだ)
イントロが、ブルージーに!凄い衝撃的です。自分は好きですね。
この曲は1973年、チャーリー・リッチが「Behind Closed Doors」で大ブレイクした直後に、過去の録音(1960年代半ば)が再評価されて全米カントリーチャート1位を獲得した重要な曲ですね。
⑧ Unchained Melody(アンチェインド・メロディ)
多くの歌手がカバーしていますが、チャーリーのバージョンはゴスペルのニュアンスが強く、非常にドラマチックです。ボーカルのレンジ(音域)の広さを堪能できる、完璧なエンディング曲ですね。
後に1970年代に「Behind Closed Doors」などの大ヒットを飛ばします。「カントリー・スターとしての完成形」へ至るための、最も熱くて、最もクリエイティブな「根っこ」の部分を残したレコードですね。
単なるカントリーやロカビリーの枠に収まらないメンフィスの魂(ソウル)」を持った唯一無二のピアノ・マンですね。あと重要な
ソウルとカントリーの融合: スタックス・レコード(メンフィス・ソウルの名門)の専属バンド、ブッカー・T&ザ・MG'sのメンバー(スティーヴ・クロッパー、ダック・ダン、アル・ジャクソン)がバックを務めているトラックが含まれている点が極めて重要ですね!!
主要な セッション・ミュージシャンです。
ギター:ローランド・ジェーンズ (Roland Janes):サンのハウス・ギタリストとして、初期の多くの録音に参加。スコティ・ムーア (Scotty Moore):エルヴィス・プレスリーのギタリストとしても有名ですが、チャーリーのセッションでもギターやプロデュースを担当しました。
ドラム:J.M. ヴァン・イートン (James Van Eaton):サンの黄金期を支えたドラマー。「Lonely Weekends」など多くのヒット曲で叩いています。
ベース:ビリー・リー・ライリー (Billy Lee Riley):自身もサンのスター歌手ですが、チャーリーのセッションではベースとして参加することがありました。かなり貴重なセッションですね!
サックス:マーティン・ウィリス (Martin Willis):チャーリーのロッキン・ソウル・サウンドに欠かせない、鋭いサックスを響かせています。
バック・ボーカル : ジーン・ロウリー・シンガーズ (The Gene Lowery Singers):「Lonely Weekends」などの楽曲で、印象的なコーラス(「バッバッバッ…」というリフレインなど)を提供し、チャーリーの都会的でポップなロックンロール・サウンドを際立たせてます。
また、セッションによっては、後のメンフィス・ソウルを支えるアル・ジャクソン(ドラム/Booker T. & the M.G.'s)や、ナッシュビルの名手ブーツ・ランドルフ(サックス)などが参加している贅沢なトラックも存在します。
ギターのローランド・ジェーンズ
(Roland Janes, 1933–2013)
サン・レコードの黄金期を支えた「伝説のハウス・ギタリスト」であり、初期ロックンロールのサウンド形成において不可欠な役割を果たした人物です。チャーリー・リッチとの接点は「リトル・グリーン・メン」というバンドこそ、サン・レコードの最強セッション部隊でした。ここでのローランド・ジェーンズ(ギター)とJ.M. ヴァン・イートン(ドラム)のコンビが、後にチャーリー・リッチの「Lonely Weekends」などの名演を支えることになります。
チャーリー・リッチ自身も、このバンドのメンバーと交流し、彼らの野生的なリズム感にインスピレーションを受けていました。
チャーリー・リッチだけでなく、ジェリー・リー・ルイスなどの録音でも、あの特徴的なギター・サウンドを奏でていたのは彼ですね。
🎸 プレイスタイルの特徴は
ロカビリーの象徴: ビリー・リー・ライリーの「Flyin' Saucers Rock and Roll」のイントロなどはロカビリーの伝説的なリフは彼のギターサウンドです。サンレコード1956年から1963年までサン・スタジオの常連セッション・ギタリストとして活動し、約150もの録音に参加していたらしいです。ほとんどのサンレコードの凄いハウスギタリストです!
1963年にサンを離れた後は、自身のスタジオ「Sonic Recording」を設立し、エンジニアやプロデューサーとしても活躍。後に再びサンの創始者サム・フィリップスの元に戻り、亡くなるまでエンジニアとして若手ミュージシャンの育成にも貢献していたようです。
ロックギター最古の「ディストーション」サウンドです。
最大の特徴はあのジリジリと歪(ひず)んだ暴力的な音色です。偶然の産物: 当時はまだ「歪ませる」ためのエフェクターは存在しないのでフェンダーアンプのボリュームを極限まで上げて歪ませたサウンドです。
1950年代の録音としては異例なほど音が割れており、その「汚い音」が空飛ぶ円盤(フライング・ソーサー)というSF的なテーマと完璧にマッチしたんだと思います!まさに神がかりグレートサウンド!!
後の1960年代からのギタリストたちにも多大な衝撃を与えました。
ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリン)は、この曲のローランド・ジェーンズの演奏を「最も影響を受けたロカビリー・ギターの一つ」として挙げています。
ロカビリーは素晴らしいですね。時代はロックンロールとなりロックとなり伝わっていきましたね。
最後までどうもありがとうございました。
また ロカビリーレビューでお会いしましょう。